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馬場 恒孝; 村上 隆; 磯部 博志
Materials Research Society Symposium Proceedings, Vol. 176, p.363 - 370, 1990/00
ホウケイ酸ガラスの長期浸出予測は高レベル廃棄物固化体の地層処分後の放射性核種放出量を評価する上で重要である。我々は浸出により表面に形成される変質層に注目し、天然ガラスの変質層のデータを取り入れる手法により、この長期予測を試みている。今回は、廃棄物ガラスの表面変質層の成長速度と液中に放出される元素量との関係について報告する。90Cで364日間まで、脱イオン水中に保持した試料の変質層厚さを光学顕微鏡、又は走査型電子顕微鏡で測定し、溶液中に放出された元素量はICP発光分析装置で定量した。その結果、実験開始91日目までは、変質層厚さが0.63m/日の速度で直線的に増加し、その後はほぼ一定になること、Bの浸出量と変質層厚さに強い相関があること、ガラスの網目構成元素の一部放出及び層内での再結晶化が生じても、変質層はその骨格を維持すること等が明らかになった。
M.J.Jercinovic*; 村上 隆; R.C.Fwing*
Water-Rock Interaction, p.337 - 340, 1989/00
この論文は岩石-水相互反応についての第6回国際会議のProceedingsのために書かれた。近年、ガラス固化体の長期浸出評価のため、或いは、海水、大洋地殻の地球化学的理解のため玄武岩質ガラスの変質は重要となってきた。母ガラスの成分が同じであるにもかかわらず、鉱物学的、化学的に異なる変質を経たと考えられる変質層の走査形及び透過形電子顕微鏡による解析結果をまとめた。1つは層全体が非晶質でFeO9~26wt%、SiO 23~55wt%の変質層であった。もう一方は2~100mmの粘土鉱物を多く含むFeO27~33wt%、SiO 10~23wt%の変質層であった。深海底、同様な変質年代という条件にもかかわらず異なる変質層ができたのに後者が大洋海嶺付近の熱水が循環する地域で変質し、Siのガラスからの溶脱のみでなく溶液からFe、Tiの供給を受けたためと思われる。比較的な高温と豊富なFeのためFe-richな粘土鉱物が生成したと考えられる。
村上 隆
Journal of Nuclear Materials, 135, p.288 - 291, 1985/00
被引用回数:1 パーセンタイル:54.69(Materials Science, Multidisciplinary)シンロックを使用し、ソックスレー法による浸出試験を300日間、行った。表面の一部に1~20mのアルミニウム水酸化物と推定される結晶が生成した。この結晶は、シンロックを構成するペロブスカイト,ホーランダイト,ジルコノライト,マグネトプランバイトのうち、マグネトプランバイトの分解によるものと考えられる。この結果から推察されるシンロックの浸出機構はセラミック固化体のそれとは異なる。
竹村 貴人*; 松井 裕哉; 斎藤 亮*; 多田 浩幸*; 岩崎 昌浩*; 三島 俊一*; 佐藤 治夫*
no journal, ,
地下空間の建設において掘削された岩盤は、安定性の確保やゆるみ域への対策として吹付けコンクリートにより覆われるが、吹付け後の岩盤と吹付けコンクリートの境界部がどのような状態になっているかについては不明な点が多い。本研究では、地下空間周辺への化学的影響を低減させるために開発された低アルカリ性瞬結吹付けコンクリートと岩盤の境界部の変質メカニズムを明らかにすることを目的とした室内長期浸漬試験を行った。本発表では試験途中で得られた結果について報告する。